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『プリシラ』(''The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert'')は、1994年製作のオーストラリア映画である。ステファン・エリオット監督・脚本。 == 概要 == 海辺の街シドニーに住む3人のドラァグ・クイーンが、オーストラリア大陸の中心・砂漠の真中の街アリススプリングのホテルで開かれるショーに出るため、入手したバス「プリシラ号」に乗って旅をする、いわゆるロードムービーである。様々なトラブル、アボリジニらとの出会いを経つつ、一見陽気な彼らにも、様々な過去や思いがあることが明らかにされる。砂漠の荒涼とした風景と、彼らの派手な出で立ちの対比が特徴である。 ビーチサンダルを繋げたドレス(費用はたったの7ドル)など奇抜な衣装が素晴らしく、アカデミー衣裳デザイン賞を受賞した。デザイナーのリジー・ガーディナーは、授賞式にアメリカン・エキスプレスのゴールド・カードを300枚近く繋げたドレスを来て登場した。すべてのカードに彼女の名前が刻印されていた。このドレスは授賞式ののちオークションにかけられ、収益は米国内のエイズ研究の財団に寄付された。 また、英国アカデミー賞においても衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアー賞を受賞した。 キャストが決定するまでには二転三転し、特にバーナデット役のテレンス・スタンプは、過去に自身が演じたことのない役柄について難色を示していた。逆に、ボブ役のビル・ハンターは、脚本を読むことすらなく出演を承諾したという。ヒューゴ・ウィーヴィングは、監督のステファン・エリオットの以前の作品に出演している縁があった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プリシラ (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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